授業時間数

社会科の授業を担当していていつも思うのですが
やはり、中学入試の社会科は、小学生には難解なのです。
それでも、興味のある生徒(男子が多いです)はしっかりきいて
考えてくれますが、興味のない生徒(女子が多いです。)は
つらそうに聞いています。学校くらい授業時間数があれば
駆け足じゃなくいろんなエピソードを交えたり
もっともっとかみ砕いて説明できるのですが
いかんせん授業時間数が足りません。
どうしても最低限必要な知識を駆け足で説明して
駆け足で問題演習をするという形になってしまいます。
興味を持って自分から学習するという形に持って行きにくいのです。

試行錯誤しながら取り組んでいくしかないのでしょうね。

以前勤めていた塾では、中学生を英数中心にするために
他の3科目(国理社)の授業時間数を半減するということがありました。
もちろん国理社の指導者は反対したのですが、そのとき私の上司が
「じゃあ、授業数を二倍したら成績が二倍になるのか?」
と、国理社の指導者を問いつめて、結局削減案を押しきってしまいました。
私は当時カリキュラムの責任者ではなかったので、
発言権が無かったのですが、もし権限があればこう反論したかったです。
「授業数が2倍になっても、成績が2倍になるわけではないが、
それでも、授業内容を説明するのに最低限必要な時間数というのはある。」
今でもこう思っています。

しかし、現実にはそれだけの時間数を確保するのは難しい。
塾に来る生徒も保護者も、消費者のひとりですから、
「少ない時間で大きな効果を出す。」ことを期待しているからです。
ですから塾も企業として、それに応じたカリキュラム構成をせざるをえない訳です。
出来ることなら、生徒に週6日くらい来てもらって、授業数を今の2倍くらいにして
家で勉強しなくても、塾だけで十分力がつくという状態にしたいのです。
ですが実際にはそういうことにはなり得ない。
今できる状態の中で最善を尽くすしかないですね。

「時間がいくらあっても足りない。」のが
いつもの現状です。
「もっともっと教えたい。」と思っていても
子供も他の習い事などで忙しくて、あまり時間を作れない。
ずっと抱えているジレンマです。本当にもどかしい。
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by soul_doctor2005 | 2006-05-19 01:13 | 塾の仕事を通じて
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