まず、やってみる

以前も「学習の効果を不げるには、本人のやる気が必要」
という主旨の記事を書いたことがあります。
それに関連することなのですが、
最近、授業をしていて、
やる気のない子どもたちがよくいう言葉があることに気がつきました。
それは、「もし、出来なかったらどうする?」と言う言葉です。
他にも「もし駄目なら〜」とか「多分できないと思うけど…。」とか
口にする発言がネガティブなのです。

たまに問題演習を行うときに
「出来たら一問ずつ持ってこさせる」という形で
指導をするときがあります。
そうすると、「出来てないと思うけど…」
「多分違ってるけど…」とかいって持ってくる子がいます。
断言は出来ませんがたいていそういう子はあまりいい成績でなかったりします。

考えてみれば当然かもしれません。
最初から「駄目かも」などと逃げ道を用意してから
問題をやっているわけですから。
「絶対に解いてやる!!」
という気持ちで取り組んでいる子に勝てないのは当然のように思います。

テストのときにも
私が「わからなくても何とかして答を書こう。」
といっても全然解答を書かない子もいます。
本当に見当もつかない子は仕方がないとして、
一度解答した答を提出の際に消してしまう子がいるのです。
後で聞いたら「自信がなかったから」といいます。
プライドが高いのか、
「きれいな答」を書かないといけないという意識があるのかもしれません。


そういう子には私はこういうことにしています。
ありきたりですが「まずやってみよう」ということです。
「出来ない子」の中の結構な割合の子は
「やらずに出来ないと思っている」のです。
そういう子がとても多い。
じっくりやってみたら大したことないのに
ちょっと考えて答がでないと
「わからない」「できない」と思いこんでしまう。
本当にありきたりですが
「まずやってみる」が出来ない子はとても多いと感じます。


日常生活や会社などでも
こういう人は結構いるように思います。
会議などをしていても
「反対のための反対」に終始している人です。
今までにない新しい提案がでると、
それについて「駄目な理由」ばかり思いつく人です。
それで「じゃあ、どうしたらいい?」と聞くと
答えられないのです。
もちろん、今までやっていなかったことなのですから、
それが出来なかった理由が何かあるはずです。
でも、会議で考えないといけないのは
「その提案が有益がどうか」ということと
有益であれば
「それを実施する際の問題点と解決方法。」
ではないでしょうか?
反対するだけでは前に進めない。
前に進むためには、新しいことをしなくてはならない。
そう思うのです。

子どもたちの中にも、問題が出来ないと
「学校が忙しいから」「習い事があったから」などと
出来ない理由を並べますが
「できるようになるにはどうしたらいい?」と聞くようにしています。
自分の問題点を解決するための方法を自分で考えて欲しいのです。
その方が何事にも前向きに取り組んでいけると思います。

これは自分にも言い聞かせていることです。
前向きじゃない時って自分で自分に不運を集めてくるようなところがありますよね。
自分に自信が無いと逆に周りを疑ってみたり…。
自分に原因があり、それを克服していこうとするのが前向きな姿だと思うのです。
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by soul_doctor2005 | 2006-06-05 19:31 | 塾の仕事を通じて
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