先日の記事で、
「出来ない子は出来ないことを自分以外の理由があることにする」 というようなことを書きました。 いつも思うことなのですが、 自分が何か出来ないことがあったとして、 それが自分にはどうしようもないことが原因だったら、 もうどうしようもないですよね。 私はそう思うのが嫌なんです。 私の仕事の場合、 例えば思うように授業が行かないとして それを「生徒が集中してないからだ」とか 「生徒の力が低いからだ」と考えたら、 もうどうしようもないのです。 仮に「何を教えても絶対に身に付かない子」がいたとして、 そういう子だったら「子供が原因だ」といってもいいのかもしれませんが、 これまで教えてきて、そういう子には会ったことがありません。 以前も書きましたが、大半の子は「頑張ってない」から出来ないのだと思うのです。 「頑張っていない子供」にも原因はあるかもしれませんが、 「頑張らせていない自分」にも問題があるのです。 私は、自分が「子供が駄目だからできない」と考えてしまうのが怖いのです。 そう考えたら、 「いま自分が教えている子どもたちはどうやっても力が伸びない。」 ということになるからです。 何をやっても不手くいかない、成績も伸びない。 そんな状態で自分がこの仕事を続けていくとしたら、 そのことがとても怖いのです。 「子供のため」というのもあるのですが、 同じくらい「自分のため」に充実した仕事がしたいと思うのです。 そのためには、自分の指導が子どもたちに効果があると思いたいし、 そのために努力をしていきたい。 どんな仕事でも同じだと思うのですが、 「自分がやっている仕事に意味がない。」と考えるのは やはりつらいと思うのです。 「子供の力が伸びないのは自分が原因」 そう考える方が前向きだと思うのです。 自分が頑張ればどうにかなるわけですから。 自分が弱い人間だからだと思うのですが、 「他力本願」な状態になるのが怖いのです。
by soul_doctor2005
| 2006-06-10 22:13
| 塾の仕事を通じて
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