学校説明会に行って感じたこと。

昨日、一昨日と立て続けに
二つの女子校の学校説明会に行ってきました。

中学入試は高校入試と違って、
塾に行かないで受験をするという人はほとんどいませんから
私立学校の説明会に対する力の入れようはかなりのものです。
(といっても、学校によってかなり違いますが…。)

他の地域はよく知りませんが、
広島地区では、
説明会に行くとその説明会の資料は当然としても
その学校の名前入りの文房具とか
傘などのグッズやお菓子のなどの粗品などをもらえる場合がほとんどです。
中には交通費が出る学校もありますし、食事が用意されている場合もあります。

それだけ、生徒獲得に力が入っているというわけですが、
この少子化の時代ですから、私学の先生方も大変なんだと思います。
「民間企業のサラリーマンよりよっぽど大変なんじゃないか」
というような学校もあります。

説明会で説明を聞いていて色々感じることがあったのですが、
月曜日(10日)の説明会では
入試の合格者と実際の入学者の数の資料を示している時に
説明をしている先生が、「歩止まり(多分こう表記するのだと思います。)があった。」という表現を使ったこと。
「歩止まり」という言葉を、「合格したのに入学しなかった子供」という意味でつかったのだと思うのですが、何だか生徒を「数字」だけで見ているような違和感を感じました。工場で製品を作る時に発生する不良品を「歩詰まり」といいますが、何となくその言葉を思い出してちょっと嫌な感じがしました。

それから、今回の2校どちらも、とにかく「学力ありき」の発言が多かったこと。
「合格してから生徒の力を伸ばしていく。」というよりも
「成績の良い生徒を合格させたい。」というように考えているように感じ。
つい、説明会後のアンケートに、
「自分たちなら、入学した生徒に力をつけることが出来るということを
具体的に示して欲しかった。」
というような意味のことを書いて提出しました。(勿論「記名」です。)

どちらの学校も確かに素晴らしいところも感じたのですが。
どちらの学校も「入口」と「出口」を先に決めてしまって、
そのために「その間をどうするか?」という考え方をしているように感じました。
学校の考える「入口」は「成績の良い生徒を入れること」で
「出口」は「少しでも有名な大学に合格させること。」です。
私はそう感じました。

ここ数年この地域の色々な学校に行って共通に感じるのが、
「うちの学校は新しい取り組みをしている。大きく変わりつつある。」と
どの学校もが一生懸命訴えていることです。
「改革」をすることやそれをアピールすることはいいことだと思うのですが、
大抵の場合その方法論はほぼ同じです。
どこも大抵、「改革」の一番の目玉としているのが
「カリキュラムの改正」なのです。
さらに付け加えるとしたらその「改正」の内容は、
「成績別クラス編成」、「選択科目の増加」、「授業時間数の増大」
「夏季や冬期休暇の間の補習授業」などでどこも大して変わりません。
毎年説明会に行っているので、正直「またか」って思います。

ただ、それも無理も無いような気もします。
どの学校も「入口」と「出口」が同じなのですから
その間に敷く「レール」が似通って当然です。
でも、子供たちのために先生方にももっと考えてほしいと感じます。

子供はさまざまですし、将来について色んなことを考えているわけですから
「入口」もそうですが、「出口」をもっと広く考えてあげて欲しいと思うのです。
大学進学以外の選択をする生徒もいるだろうし、もっと先の将来も考えてやって欲しいです。
この二日の話を聞く限りでは、
この二つの学校は何だか「大学に行く為の予備校」みたいに感じました。
もちろんそれだけではないと思うのですが、
他の部分は説明会からは伝わってこないのです。
説明会で説明しないのだから、
他の部分は
「考えていない」のか
「重視していない」のか
どちらかだろうとつい考えてしまいます。

私にも娘がいますが、説明会に参加してみて
「自分の子供は行かせたくないな」って正直感じました。

とはいえ、公立校はもっとひどいのかもしれません。
私の娘が中学生になるのはまだかなり先のことですから、
今は何とも言えないのですが…。

私の娘も私学に通うようになるのでしょうか…?
ちょっと心配になってきました。
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by soul_doctor2005 | 2006-07-13 03:02 | 未分類
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