ダブルスタンダード

昨日アメリカがイギリスと共同で「臨界前核実験」を行いました。
荒川選手の金メダルのニュースにかすんでしまいましたが、私はこちらがとても気になりました。

私は広島の人間です。学校では反核の教育を受けましたし、広島は軍縮や護憲の意識が強い土地柄です。
ただ、私自身は核兵器はともかく、憲法は変えたほうが良いと思っていますし、核実験の度に被爆者団体が行う座り込みにも疑問を感じることがあります。でも、やはりアメリカには疑念を感じます。

今回の核実験に感じるアメリカへの疑念(不信といった方かいいかもしれません。)はアメリカの考え方に「ダブルスタンダード」を見て取れるからなのです。

この核実験だけでなく、アメリカは世界に対しては恰好良いことを言うのに、自国が関わることについては非常に自分勝手な部分が多いのです。そう感じざるを得ません。
それでいて「アメリカは世界で一番素晴らしい国だ。アメリカが世界一だ。」と思い、主張し恥じるところがない。そういう姿勢にアメリカの傲慢さを感じます。

BSEの問題では、アメリカに明らかに非があるのに、安全性の問題を通商問題に置き換え、再三に渡る圧力をかける。輸入が再開された後も合意に違反し、脊髄を除去しないまま輸出する。さらにその非を認めず、「安全性に問題ない」と言い張る。
また、国内で歩行困難な牛を食肉にし、そのことが問題になると根拠もなく「足を怪我をした牛だ。(ジョハンズ農務長官)」と主張する。恥ずかしくないのかと言いたい。

今回の核問題に際しても、北朝鮮やイランなどには再三査察を受けるよう要求したり、CTBTの規定を順守するよう求めておいて、アメリカ自身はCTBTを守らない。

捕鯨に関しても、日本やノルウェーの捕鯨に強硬に反対し「捕鯨自体が野蛮だ」とまで言いながら、自国のアラスカには捕鯨を認めるよう求めている。

地球温暖化の問題では、世界の4分の1もの二酸化炭素を排出しながら、経済問題を理由にして、京都議定書を認めない。

古い話ですが、貿易摩擦が問題になったときには、日本のさまざまな事を非関税障壁だと言い出し、揚げ句の果てに「日本人が日本語を使うのが、非関税障壁だ」とまで言う。ここまでくるとあきれてモノが言えない。

個人的に特に自分は「反米」の気持ちが強いわけではないのですが、それでも日々のニュースを見ていると、アメリカのやることに「おかしい」と感じることが多いのです。ただここでいう「アメリカ」というのは「アメリカ政府」のことで「アメリカ人」ではありません。全てのアメリカ人がアメリカ政府を支持しているわけではないですから。マイケル・ムーアのような人はアメリカでは決して少数派ではないと思います。

今のアメリカ政府はアメリカが「世界の一員」であることを忘れて、まるで世界の支配者のように振る舞っています。ブッシュ政権が終われば、変わるのでしょうか?
こんなアメリカに追従する小泉政権もどうかと思います。
[PR]
by soul_doctor2005 | 2006-02-25 19:46 | ニュースについて
<< 広島県知事の不正経理疑惑について 不審者あつかい >>